大菅小百合選手
帯広合宿記
Text&Photo by 米田昌浩(PRISM)
2002.6.22〜24



[三協精機スケート部合宿]

 

 6月下旬から7月上旬にかけて帯広市で行われた、三協精機スケート部の合宿にお邪魔してきました。
 帯広といえば、大菅姉妹が3年間過ごした白樺学園高校がある場所です。しかも、ウエイトトレーニングは白樺学園の施設を使うということで、姉妹にとってはとてもやりやす
い環境での合宿と言えるでしょう。
 さて、私ライター米田がお邪魔した日のメニューは、午前中がスラップ式のローラースケートを使ったトレーニング。昼食と午睡をはさんで、午後は白樺学園でウエイトトレーニングをした後、クールダウンのために市のプールで軽い水泳トレーニングを行いました。
 トレーニングが終了した後の夕食では、米田もご一緒させていただいたのですが、大菅姉妹のお母さんがわざわざ標津から届けてくれたという時不知(ときしらず※1)をご馳走になりました。
 夕食が終わった後は、選手は同行していたトレーナーのマッサージを受け、一日が終了します。

※1 トキシラズ(時不知)
 秋サケとは異なる時期に獲れる若いシロ鮭をトキシラズ(時不知)と呼んでいます。 春5月から7月ぐらいにかけて三陸・北海道太平洋側・オホーツク沿岸にて 少量ではあるが捕獲されるシロ鮭と同じ種です。
 秋サケが成熟し産卵間近なのに対してトキシラズはまだ未成熟の鮭なので、秋サケ以上に脂肪分が多く美味で、ケイジ(鮭児)同様珍重されています。

(標津町サケホタテ消費流通対策協議会開設サイト「標津海鮮市場うまいべさ」より)







 

 米田がお邪魔したのは合宿も中盤にさしかかった頃でしたが、選手たちは特に疲れた様子も見せず、元気に身体を動かしていました。
 特に目に着くのは、やはり大菅姉妹の仲の良さ。時折、戯れあうような様子も見受けられます。淳子選手にしてみれば、まだ実業団のトレーニングはキツそうですが、それを小百合選手が和らげているのでしょうか? とにかく、2人とも時折笑顔さえ見せるのは、まだまだ余裕があるということでしょうか?
 さて、翌日はなんと帯広から大菅姉妹の地元である標津町まで自転車で目指すということです。翌朝、ホテルの前に集合した選手たちは監督の注意に耳を傾けます。さすがに標津町まで行くのはかなりキツイよいうことなので、阿寒辺りまで行って、その後は車での移動になりそうだという監督の言葉でしたが、それでもそうとうな距離です。そんな選手たちを見送り、今回の取材は終わりです。
 今度のレポートは、8月に長野で行われる競輪の全日本選手権になりそうです。では、またその時まで。



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