成田空港レポート
Text&Photo by 米田昌浩(PRISM)

2002.3.12

 3月12日、W杯の遠征から帰ってくる大菅選手を出迎えに成田空港に行ってきました。
所属する実業団、三協精機から予め便名と到着時間を聞いていたので、到着ロビーでカメラを構えて待っていると、大菅選手よりも先に今村監督が出てきたのですが、何せ大菅選手しか頭に無かった自分は監督に気づかず、逆に「ライターの米田さんですよね?」と声をかけられてしまいました。で、さっそく監督さんに話を聞いてみました。
「最後の試合を上向きな状態で終われて良かったんじゃないですか?」
「そうですね。でも、まあまあですよ。決して悪くはないですけども、もっと上位に入っても良かったですから」と、そう話す監督さんでした。が、表情はオリンピックから帰国した際の堅い表情とは打って変わって、柔らかい笑顔を見せていたので、ちょっと安心感を覚えました。
しばらくして、大菅選手も到着ロビーに姿を見せます。大菅選手は髪の毛を切ったようで、少しイメージが変っていました。何か心境の変化の表れでしょうか?
さっそく「お疲れ様」と声をかけると、「疲れましたー!」と一言。でも、その言葉とは裏腹に表情は意外と元気そうでした。
しばらく、他の選手と何やら話をしていたので、その時の表情を写そうとカメラのシャッターを切っていたら、今度は足早に今村監督と共に空港の外へと向かいだしたので、あまり話はできませんでしたが、オリンピック直後とはやはり表情が変っていました。
ただ、ちょっと気になるのは、オリンピック前はマスコミの人間に対してもとても表情豊かで、サービス精神も感じられたのですが、遠征の疲れか? それともオリンピックのショックがまだどこかに残っているのか? そこまでの余裕を見せることができないようで、頭の中は自分自身のことだけでまだ一杯という印象を受けました。
その日は会社の方々に挨拶をして、翌日から休暇に入るということでしたので、もうしばらくしたら標津の町に帰ることだろうと思います。そこで、ゆっくりと気持ちを整理して、心の余裕ができた頃に、自分もまた標津町を訪れて、今シーズンを振り返ってもらおうと思っています。

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